犬が首輪をつけることが嫌がっている原因とつけるのに慣れさせる方法

首輪をつけたいけれど、愛犬が嫌がってなかなか装着することができないことに悩んでいませんか？首輪は、散歩する際にリードと愛犬を繋ぐ重要なアイテムです。

実は、首輪をつけることを嫌がる犬には、理由があります。
この記事では、愛犬がもし首輪を装着するのを嫌がった時の対処方法と併せて紹介をします。

なぜ犬は首輪をつけることを嫌がることがあるのか？

犬にとって首は急所であり、首輪を付けられることで不安や恐怖を感じることがあります。また、首輪に慣れていない場合や、サイズが合わずきつい・重いといった物理的な不快感も原因です。

さらに、過去に首輪と関連した嫌な経験がトラウマとなり、抵抗するケースもあります。例えば、昔飛び出してしまい、急に引っ張られた時に首に負担がかかった経験があると、首輪の装着を嫌がることがあります。

装飾品や材質が犬にとってストレスになる場合もあるため、首輪選びや慣らし方には配慮が必要です。

首輪をつけることを嫌がっている犬に絶対やってはいけないことは？

犬が首輪を嫌がる場合、絶対にやってはいけないことは、無理やり首輪をつけようとしたり、怒ったりすることです。これは犬に恐怖心や不快感を与え、首輪に対する嫌悪感を強めてしまいます。また、首輪を急に締めつけたり、長時間装着させたりするのも避けるべきです。

代わりに、犬のペースに合わせてゆっくりと慣れさせ、正の強化を用いて首輪に対する良い印象を作ることが大切です。

正の強化とは、望ましい行動が起こった後に好ましい刺激（報酬）を与えることで、その行動の頻度を増やす学習方法です。例えば、おやつをあげたり、できたことを褒めることが該当します。

首輪をつけることを嫌がる犬への対処方法とは？

犬を首輪に慣れさせるトレーニングは、段階的かつ丁寧に行うことが重要です。

まずは、軽くて柔らかい素材のリボンやバンダナから始め、短時間の装着で首に何かを巻く感覚に慣れさせます。その際、褒めたりおやつを与えたりして、良い体験と結びつけることが大切です。

次に、首輪を見せて匂いを嗅がせ、触らせて慣れさせた後、ゆるめに首に巻きます。徐々に装着時間を延ばし、最終的に本物の首輪に移行します。このプロセスでは、犬の反応を見ながらゆっくり進め、無理強いしないことが肝心です。

首輪選びも重要で、軽量で柔らかい素材のものを選び、装飾品は最初はつけないようにします。子犬の場合は、生後4ヶ月前の「恐怖期」に入る前に慣れさせるのが望ましいでしょう。

このように、首輪を楽しい経験と結びつけながら、犬の性格や反応に合わせてゆっくりと慣れさせていくことが、成功への鍵となります。

首輪をつけることを嫌がる犬に適した首輪のタイプとは？

犬の首輪には主にベルトタイプ、バックルタイプ、ハーフチョーク、フルチョークなどがあります。ベルトタイプは調整が確実で外れにくく、バックルタイプは着脱が簡単です。ハーフチョークとフルチョークはトレーニング用ですが、使用には注意が必要です。

首輪を怖がる犬には、軽量で柔らかい素材のバックルタイプがおすすめです。慣れるまでは短時間の装着から始め、徐々に時間を延ばしていきます。また、首輪をつけた際に褒めたりおやつを与えたりして、良い体験と結びつけることが大切です。無理に装着せず、犬のペースに合わせて慣らしていくことが重要です。

まとめ

犬が首輪を嫌がる原因は、不安や恐怖心があるからで、もし保護犬である場合は、リードで強く引っ張られるなどの強いトラウマがある可能性があります。

もし、首輪の装着を嫌がっている場合は、バンダナなど簡単に巻きつける程度から始め、うまくできた時には褒めたり、おやつをあげるなどの正の強化を行いましょう。

次第に慣れてきたら、首輪などの匂いを嗅がせ、軽く巻きつける程度から始め、最終的に首輪をつけるようにします。

また、どうしてもうまくいかない場合は、ドッグトレーナーなどに相談をしてください。ハーネスなどの選択肢があります。また、なんらかの症状も見られる場合は、適した形のものを選ぶ必要がありますので、併せて相談してください。